知っておきたい基礎知識、高校受験の仕組み

受験に関しては大きく、国公立高校受験と私立高校受験に分かれ、その中でも推薦入試・一般入試に分かれます。
ここでは多くの受験者が選択する都立高校受験(推薦・一般)と私立高校受験(推薦・一般)について説明致します。

都立高校受験について

都立高校受験

推薦入試

都立高校の推薦入試は学力試験が無く、判定は大きく次の4つから成り立っています。1.調査書点 2.面接 3.集団討論 4.作文または小論文。配点比重は各高校ごとで変わります。 内申点の高い人、作文や小論文が得意な人が有利です。

一般入試

都立高校の一般入試は、学力検査(5教科)の得点+調査書点+スピーキングテストの合計得点で選抜されます。配分は一部特別な学科を除き学力検査700点・調査書点300点・スピーキングテスト20点です。調査書点は3年2学期の成績で、国・数・英・理・社は×1、音楽・美術・保体・技家は×2の合計で判定します。例えばオール4の生徒の場合は((4×5)+(4×4×2))÷65×300=240(点)となります。

私立高校受験について

私立高校受験

推薦入試

推薦には単願推薦と併願推薦があります。単願推薦出願には「当該高校を第一志望とする」「中学校長の推薦」「当該高校が定める推薦基準に該当する」の条件を満たす必要があります。高校側からすると確実に入学が見込めるので、単願は合格しやすいという特徴があります。
併願推薦は他校が第一志望で私立高校を受験する受験生の多くが利用しています。こちらも出願には該当高校が定めた基準を満たす必要があります。ただ、中学校の推薦である「併願推薦」がもらえれば、一般入試で臨むよりも合格の確立はかなり高くなります。
推薦の試験は面接や適性検査(英・国・数など)、作文、実技等、各高校が任意で実施し、内申点も加味して合否判定が行われます。

一般入試

「実力で受験したい」「希望する高校に推薦制度がない」「内申点や欠席日数が推薦基準に届かない」など、推薦制度を利用しない場合は一般入試での挑戦となります。一般入試は本番の入試テストの点数で合否が決まるので、試験当日に100%の力を出せるように体調管理を含めた日頃の注意がより必要となります。試験内容はそれぞれの高校によって違うので、行きたい高校が見つかれば入試情報を調べ過去問をやってみるなど早めの対策が必要です。